就職活動において会社の説明会に出る理由
3月だから就職活動ネタで攻めてみる。
去年の今頃はとにかく必死に説明会に出席して情報を集めてESを書いてって頑張ってた。もちろんその行動に間違いはないし、だからこそ今の自分があると思う。あの頃は来年の3月に就職準備で大変な目に陥るなんて考えてもみなかった。
準備で大変な今だからこそ思うことも色々とあるわけで、その一つが会社の説明会に出るということについてだ。
もっと詳しく言うと、会社の説明会で出会う会社の人をもっと大切にしておけば良かったということだ。正直アルバイトやインターンをいくらこなそうと実際に働くことはイメージしきれない。これから自分の稼いだお金で自分を養い、将来的には家族を養っていくということを具体的にイメージし始めたのは内定をもらった後だった。
幸いなことに内定をいくつかもらった私は、皮肉にもその時になって初めて働くということについて真剣に考えた。内定をもらった先が金融、営業、小売と将来が全く違うものになる可能性を秘めていたのもきっかけだった。
文系の私はいいように言えばどんな職にも就くことができる。もちろん薬剤師や医者など大学において専門知識を蓄えた上で試験に合格しないといけないものは除く。それでも研究職だって文系にも就けると説明する会社もあったのだから選り好みをしなければ選択肢はある意味無限にあった。
無限にあったからと言って、その無限に気づくことは難しい。かなりの数の会社説明会に参加した私でさえまだまだ知らない職業の方が多い。
だから何が言いたいかというと、ぶっちゃけ働くということをイメージ仕切ることは不可能だということだ。営業職と言っても新規開拓とルート営業のどちらをメインにしているかで大きく変わる。会社に実際に入ってみないことにはブラックかどうかだって分からない。
そんな当たり前のことに気づいてからはパニックだった。しかも気づいたのは7月に入ってしまっていたので就職活動の波の第1波は過ぎてしまっていた。
そんな時に強く思ったのは分からないからこそもっと会社で働いている人に話を聞くべきだったということだ。もちろん長期でインターンをした上で入社というのができるに越したことはないが、そうでないのならば直接話を聞いていくしかない。
就職活動で出席した会社説明会は会社の人に話を聞くためには絶好の場である。当たり前すぎて理解していなかった私は出席して、エントリーシートで志望動機を書くために必要な情報を聞き取って終わりにしていた。
でもいざ実際にどの会社に入社するか決める際にはもっと大事なことを聞かなければ決断できないことに気がついた。
多くの人にとって学校を卒業後初めて働く時には3年は働いてみようという気持ちがあるだろう。3年というのが転職する際にも目安になるともっぱらの噂だったから。
つまり、今後3年の自分が生活する上で一番長い時間を過ごす場所、関わる内容と人、そんなことをイメージしながら情報収集をすべきだったんだと気がついたのは本当に遅かった。
そういったことをおそらく就職活動における軸と呼んでいたんだろうな。本当に自分にとって譲れないことは何なのか。それを強く意識しながら説明会に出ておけば質問なんていくらでも出る。でも当時の私は質問をするのは人事の人に顔を売るための手段でしかなかった。
今思えばあるメーカーさんの人事の方が言っていた、「調べてわかることは聞かないで」というのは、文字どおりの意味以上に大切な機会を無駄にするのは勿体ないから本当にあなたにとって必要なことを聞きなさいということだったんだろう。
福利厚生についての質問は心象が良くないなんてことも聞いたけれど、それが働く上でこの上なく大切なことであるならば聞くことは重要だ。
相手の心象を悪くするのではなんて怖気付いて質問しないという選択肢は後になって自分の首を絞める結果になる。
だから会社説明会などで働く人に会える機会があるならばためらいなく質問していくべきだ。顔を売るためなんて理由であればそれは時間の浪費だ。自分に本当にためになる質問をぶつけて、その結果として人事に顔が売れる。手段と目的を履き違えてはならない。
今まさに就活をしている人、これから就活をする人に向けて言いたい。内定をもらうことがゴールではなく、その先働いていくための場所を選定するために就職活動をするんだと。だから人によっては会社勤めを選ばない人も出てくる。自分の考えをしっかり持って、見失わないでいてほしい。
自分の考えがわからない人は自分のことを振り返って自分に正直になってほしい。その時、親や友達はただの雑音になる。就職活動をする際には他己分析も重要になると言われる。でも自分の気持ちを自分で知らないと他人があなたを決めてしまう。自己分析なんて耳障りがいいんだか悪いんだか分からないカチッとした言葉に惑わされず自分と向き合ってほしい。
その上で湧き出た疑問を会社説明会では聞いてほしい。私は質問なんてないやと思って質問せずに帰ってしまうことも多かったが、本気で3年間週休2日しかない状態で毎日を過ごす場を決めるんだと思うと質問なんて溢れ出てくる。
それが出てこないうちは本気で会社に向き合っていない。ぶっちゃけそこまで考えても最終面接まで質問が出てこない会社は本当に行きたい会社なのんか再考するべきだ。憧れだけで受験していないか、と。
就職活動をネタにすると文字数が増えて仕方がないな、、、
就活生におすすめの場所
3月3日といえばひな祭りであるが、就活生にとっては毎日が勝負の連続で晩御飯のお寿司を見て今日という日を思い出すのかもしれない。
さて、そろそろ合同説明会とは別に会社個別の説明会の情報が手に入っている頃合いだ。そこで重要になってくるのはスケジューリングで、気になってくるのは服装だ。
スケジューリングは正直優先順位を付けて参加する説明会を決めていく必要がある。特に会社個別の説明会ともなると場所もバラバラで知らない道を通って目的地に着くために時間を読む力が大切だ。
特に大阪だと本町あたりは会社がひしめいており、就活生の数も桁違いだ。説明会の開始時刻近くになると就活生がどっと増えるが、適当に後ろをついて行くと全く違う会社に到達するので気を付けなければならない。
途中勇気を出してビジネスマンに道を聞くのも一つの方法だ。
また、説明会に折角参加するからには実りあるものにしなければならない。正直これからの時期は時間が足りなくて仕方がない。しっかりと予定を組んでも突然の面談が入ったりする。
特にESを書くための時間の確保がかなり大変だ。手書きのものもネットで提出のものもあるので混乱する。パソコンを持って歩くことが出来れば文句ないのだが、いかんせん重たいのが難点だ。
そこでおすすめするのが就活カフェである。私が良く利用したのは本町にあるキャリぷらという場所だ。そこではパソコンはもちろんのこと、参考者や歴代の利用者が残した会社の情報が沢山ある。
最も良かったのは色んな大学の学生が集まっていたのとである。関関同立など大きな大学であれば先輩や同期からかなりの情報を仕入れることが出来る。
しかし小さな大学に通う人には彼らが当たり前に手に入る情報が中々手に入らず、入ったとしてもかなり鮮度の落ちた情報となる。
そこで就活カフェを利用することで他大学の知り合いが出来、情報交換が出来るのである。
またESのチェックや模擬面接などをしてくれるため、大学でそういったサポートが受けられない人にとってはとても便利だ。
就活カフェは本町や梅田など会社が多い立地にあるため、説明会を待つ間の時間潰しには最適だ。お茶も無料な場合がほとんどなのでカフェに行くよりもおすすめである。
特に模擬面接の場合全く知らないその場にいる人と一緒にしてくれるので本番さながらの練習が出来る。
就活はある意味情報戦なのでこういった場所の存在を含め、しっかりと準備をしつつ臨んて欲しい。
合同説明会の回り方
あと少しで就職活動が解禁する。それに伴い合同説明会に参加する人も多いのではないだろうか。
そこでマイナビやリクナビ、キャリタス、みん就などメジャーどころをほぼ制覇した私なりに合同説明会の回り方について紹介する。
場所は大阪のインテックスを例にとって紹介するが、スカイビルなど中規模の会場であってもそこまでは変わらない。
まず必要な持ち物上位ベスト3
1. 体力
2. 体力
3. 計画
冗談のようだけど割と本気で体力がいる。本当に疲れる。3月に入る前から合同説明会に行っている人は分かると思うがとにかく人が多い。
3月からの分はそれまで以上に人が多い。どこから湧き出たのか、電車なんて思っている時間になんて乗ることができないほどだ。
開場の30分前にはかなりの人が並んでおり、開場時刻についてもすぐには入ることはできない。
始まる前からゴリゴリ体力は削られていく。そして開場とともに一斉にお目当の棟へと進んでいくのである。
そこで必要になるのが計画だ。自分が説明を聞きたい会社はどの棟でやっているのか、人気のある会社はすぐに埋まってしまうので注意が必要だ。
3月に入ると各会社の説明は長くなる。30分は余裕で超えてくる会社が増える。
だから事前に行きたいと思っていた会社を全て回ることができる人は結構少ない。しかも人が多すぎて立ったまま説明を聞くことも多いので疲れて途中で帰る人も多い。
そんな中、どのようにして計画を立てて合同説明会を回るのか。
それはずばり大手を捨てることだ。
大手の会社は人気も高くセミナー形式で説明をしているので説明の前にも時間が取られる上、説明も意外に薄い。
大手の会社は合同説明会で話を聞くとしても一回で充分で、あとは会社独自で行う説明会に出席するべきである。
だから合同説明会で捨てたとしても説明を聞くチャンスは他にもある。
顔を人事の人に売るべきだとの考えもあるが、ぶっちゃけ顔を売る前に通るESを書くべきだ。顔を売ったところで、自分の顔を覚えている人事の人が自分のESを見てくれるとは限らないからだ。
とはいえ金融などスタンプラリーのように出席を重視する会社もあるので、事前に受ける会社がどのような形で学生を評価するのか調べておくべきだ。
また、大手の場合は特にESが凄まじく難しく面倒だ。字数や設問の数も中小企業に比べてかなり多い。
にも関わらずESを通らなければ説明会にすら行けない会社もあるので注意が必要だ。
では一体合同説明会はどのように活用すべきなのか。
それはただ説明を聞くのではなく、志望動機を書く際に知っておかないといけないけない内容やもしその会社で働くとして気になる情報をメモしておいて重点的に情報収集をする。
とはいえ、一度もESを書いたことのない人にはイメージしづらいので、400文字程度で志望動機を書きネット上にある受かった志望動機と比べた上で勝てる内容なのかを比較する。
大抵の場合は情報が無さすぎて志望動機が書けないので、欲しいと思った情報を説明会の中で収集し、言ってくれなければ質問をする。
説明会の際に顔を売るためだけに質問をする人もいるが、折角であれば自分が必要な情報を聞くために自信を持って質問しよう。
以上が私が合同説明会で学んだことだ。他にも同様に合同説明会の回り方について書いてあるものがあるので、自分がどのようにしたいのかをしっかり考えた上で必要な情報を取捨選択して欲しい。
パートナーとの関係性
私の友人でとても良い関係性を築いているカップルがいる。
べったり甘えた依存ではなく、側から見るとむしろドライかなと思えるほどの2人である。
ただふとした時の2人の視線がとても暖かい。仕草も柔らかい。お互いを思い合っているんだろうなと思えるものである。
私は彼氏ができると舞い上がってしまって、相手のことが頭から離れなくなってしまう。それが自分ながらしんどくて別れたこともあるくらいだ。
だから友人たちを見ているととてもほっこりするしぶっちゃけ羨ましい。もし次誰かと付き合うならそんな優しい関係を築きたいという、ある意味お手本にしたい2人である。
つい一年ほど前までは彼氏に求めるものは顔であったり学歴や職だった。
それがいつの間にか彼氏が欲しいというよりもパートナーが欲しくなった。
私にとっては恋い焦がれる相手というよりも、自分自身で接することのできる相手に恋人になって欲しい。
おそらく以前付き合った彼氏が自分の好みすぎて常にぶりっ子しているような状態に自分が耐えられなくなったからだ。
ぶりっ子というか、相手のことが好きすぎてつい本音を言うよりも彼氏が好きな自分を模索して演じている感覚だった。
そのことがしんどくて堪らなくて、何度も自分らしく相手に向き合おうと試みた。
でもいざ彼の前に立つと舞い上がってしまって上手くいかなかった。そしてデートを自分の予定の中心に据えるようになってしまっていた。
最終的にはそのしんどさの原因も分からなくなってしまって相手に当たってしまっていた。
結局彼にフラストレーションをぶつけるような形で別れてしまった。他にも別れるに至った原因は他にもあるが、別れ際の自分の対応は悔やんでも悔やみきれない。
たくさん楽しい思い出を彼にはもらったし、それ以上に人と付き合うということについてよく考えるきっかけをもらった。
もう一度付き合いたいとは思わないけれど、別れ方だけはやり直したいと思いつつ彼のことを思い出すこともなくなっていった。
それから自分が欲しいと言っていた彼氏とはどういうものなのか、よく考える。
一緒にいて楽しい相手なら友達がいる。顔が好みすぎるのも緊張しすぎるしテレビの向こうにはイケメンがたくさんいる。何でも話せる相手なら親友がいる。
じゃあ一体自分が欲しい彼氏とは何なのか。
まだ答えは出ていないけれど、自分の人生を生きるに当たって支え合える人が欲しい。
そんな風に考えるようになってから、彼氏が欲しいという言葉に違和感を感じるようになってきた。
だから今はパートナーが欲しいと思うし、築くなら友人たちのような暖かい関係を築きたい。
そう思える今日この頃である。
肌の調子と運動
私の顔は所謂混合肌ってやつだ。Tゾーンはテカっとするがほっぺたなんかは乾燥しがち。
小さい頃はアトピー体質だったものだから今でも肌は強いとは言えない。むしろ肌質は弱いほうだ。
中学と高校の頃はニキビにが顔にいっぱいできて悩んだし、ニキビのせいで日焼け止めも塗ることが出来なかった。
日焼け止めが毛穴に詰まってニキビがより酷くなると皮膚科で言われてしまった、、、
私の周囲は卵肌のような友達ばかりで、どうしてニキビがないのかと羨ましく思っていた。
今思い返すとニキビの原因は肌の質もあっただろうがストレスを常に抱えていたことだと思う。
当時所属していた部活は上下関係が恐ろしく厳しくて毎日ついて行くので必死だった。
それ以上に同期の子たちと馴染み切れなかった。一緒に遊びに行ったりドラマの話をしたりと楽しそうではあったが、門限があってテレビのチャンネル権のない私にはついていけなかった。
中学の頃には携帯電話が普及し出していて、割と裕福な学校にいた私の友人たちはほとんど携帯電話を持っていた。
でも私の家の教育方針で携帯電話は持たなかった。
今であれば周りと違うことすら己の武器として人間関係を築くことが出来るが、当時は何でも周りと一緒でなければという強迫観念を持っていた。
だから常にストレスフルな状態で過ごしていた。肌ももちろんニキビだらけだった。
母には20になる頃には綺麗になるよと言われていたが信じることは出来なかった。まあ、いざ20歳になると本当に綺麗になったので母の言うことは正しかったわけだ。
こうして肌のことで常に悩みを持っていた私は大学に入って違う肌の悩みを抱えるようになる。
日焼けと乾燥だ。
日焼け止めを塗る習慣がなかったせいで、肌は焼けるに任せていた。そのため白いとは言い難い肌の色で着たい私服と顔の色が合わないことも多かった。
そして少しずつ肌が乾燥するようになっていた。色々と化粧水を試してみるが、面倒で好きにはなれなかった。乳液なんてベトベトするから嫌いだった。
それでも成人式の振袖のために少しずつ気をつけて過ごすようになって化粧水も乳液も嫌ではなくなってきた。
お気に入りの基礎化粧品ができたのも良かった。
成人式が終わった後は次の問題が出てきた。
ニキビというか吹き出物というか、、、あと毛穴の詰まり。
基礎化粧品でいくら整えても何となく肌質が良くない。化粧品を変えてもそこまで綺麗にならない。
ストレスを抱えたり、睡眠不足であったりするとその傾向は余計に酷くなった。
大人になって変わった肌トラブルを抱えながら過ごす中で家族が気がついた。運動をした日の肌はすごく調子が良さそうだよ、と。
意識して肌を見てみると確かに運動した日は艶もハリもあって綺麗だった。
どうやら私には高いパックやクリームよりも運動の方がずっと効き目があるようだ。
対等な人間であるということ
以前詳しく書いたが、完璧な人間なんていないことに気がついてからは相手を許せるようになった。
そう気づいてからは色々なことに目を向けるようになった。というよりも余裕が出てきたのかもしれない。
例えば、私以外の人は私と対等な人間であるということ。もちろん先輩後輩や教師と生徒、親子など上下で線引きされる関係性は沢山ある。その上で私以外の人と私は対等な関係であると言いたい。
というよりも、同じ人間なんだよと言いたいのかもしれない。
このことを強く意識するのは年下の人に謝るときだ。私は中学・高校とかなり上下関係の厳しい部活に所属していた。そのため怒られてもきたし、後輩を怒ってきた。
今であれば注意する、指導することだけできたかもしれない。でも当時は怒るときに感情が爆発してしまうことがよくあった。
今でもそんな時がある。とにかく言いすぎてしまう。相手に伝わっているかどうかよりも、自分が気の済むまで言いたいことが言えるかどうかという内容になっている。
自分がやられたら嫌なのに、自分がやっていることに気づかなかったのは何故なのか今でもよく考える。
そのことについてやっと反省できるようになった。でも部活のときはそれが間違っているとも気がつかなかったし、間違ったことをしても謝ることはしなかった。
その理由は私がそうされてきたというのもあるし、それ以上に謝る必要なんてないと考えていた部分があったように思う。
後輩だから先輩の言うことは何でも聞かないといけない。だから私が間違っていようと些細なことだと捉えていた。
でも大学に入ってようやく謝るか否かの基準に相手の立場や年齢なんて関係ないことに気がついた。
完璧な人間なんていないんだから自分だって間違えるし、相手だって間違える。そう思ったときに相手も同じ人間なんだって改めて気がついた。
当たり前なことだけど私にとっては大きな気付きだった。
もちろんそれまで相手を人間以外に捉えたことはない。でも意識して同じ人間だと思ったこともなかった。
意識することで自分が間違ったことをしたときに謝罪するハードルは随分下がった。ミスを認めるのは恥ずかしくて今でも嫌だけど、謝ることができないのはもっと恥ずかしい。
母に対してが主ではあるけど、最近対等な人間として扱って欲しいという気持ちが自分の中で高まっている。
だから誰よりもまず自分が相手を対等な人間として認めて行動する。
今は意識してしか出来ないけれど、習慣にして自分の性格にまでしたい。
一番搾りが好きだ
ビールを好きになったのはここ1年くらいのことだ。
初めてビールを飲んだのは成人したての時で、父からもらったその一口はとても苦くて好きになれそうにもなかった。多分エビスビールだったかな。
それからしばらくして他大学のサークルの友達と飲みに行った。驚くべきことに、女子はほぼ全員カシスオレンジを頼んだ。
私もお酒なんて分からないからカシスオレンジを頼んだけれど異様な光景だ。初めて飲んだカシスオレンジは甘くてジュースのようだった。まあ美味しかったけどお酒を飲んでいる感じはしなかった。
結局そういった甘いお酒全般好きではないことが判明してもう一度ビールに口をつけてみた。すごく美味しかった。そのビールがキリンの一番搾りだった。
一番搾りの何が良いかって、その味が良い。苦くて喉越しが良くてアルコールを体内に入れている感じがする。酔い方も嫌なものではなくて、気分が少し高揚する程度。幸いなことにか私は顔色は変わらない方なので気にすることなくお酒を飲める。
一番搾りを飲めるようになってからエビスビールに再チャレンジした。父が好きなエビスはやっぱり私には苦くて大人の味だった。それでもどうしても父の飲むお酒が飲めないことが嫌でエビスビールに挑戦し続けた。結果サッポロのブランドの中なら私はエビスの琥珀なら好んで飲めることが判明した。
それでもやっぱりキリンの一番搾りの味が好き。
ちびちび飲むのが好きで、ぶっちゃけ常温でも多分美味しく飲める。本当のビール好きには眉を顰められそうな飲み方だけれど好きなものを好きなように飲む瞬間が好き。
ちなみに苦手なのはアサヒスーパードライとサントリーのプレミアムモルツ。
アサヒはごくごく勢いよく飲むのが一番美味しい飲み方だと思うけど、私はあまりそういう飲み方は好きではないので苦手な方。味は良いんだけど一番美味しい飲み方ができないのが嫌。
サントリーのプレミアムモルツはなんというかビールではないみたい。ビールの売り子をしていた時にお客さんが言っていた「上品な味」というのが一番しっくりくるかもしれない。
プレモルは騒ぎながら飲むよりも落ち着いて味わって飲みたい。
でも私は飲むときはみんなでワイワイ飲むからそういう意味でプレモルは苦手。美味しいものなのにその味に集中できないから。
成人を迎えて色々なお酒を飲むようになったけれど、私の飲みたい時の気分や飲み方に常に寄り添ってくれる一番搾りを超えるお酒はないかな。
ちなみに就職活動の際に上記4社で一番製品をくれたのはアサヒだった。そして全社落ちたがビールは今でも好きだ。