整骨院とマッサージ屋の違い
整骨院とマッサージ屋の違いについて、当たり前ではあるが実感したことがある。
整骨院は痛みを感じる部分等を治療してくれる。
マッサージは疲れた体を癒してくれる。
もっと分かりやすく言うと、マッサージ屋では蓄積した疲労を軽減することはできるけれども、疲労が蓄積し痛いと感じるようになった場所を治療するまでには至らない。
完全なる主観であり、万人に当てはまることではないが整骨院一箇所とマッサージ屋2箇所体験した私なりの考えである。
私は腰を痛めてから2年ほど整骨院に通っていた。
その2年で完治することはなかったけれど、悪化することなく少しずつ快方に向かっていた。しかし生活環境の変化から、通っていた整骨院から足が遠のいていった。
しばらくしてやはり体がどうにも調子が悪く、痛みを覚えるようになったのでマッサージ屋に行ってみた。
正直すごく良かった。凝り固まっていた体が嘘のように軽くなった。整骨院での治療のマッサージ20分よりもマッサージ屋の30分の方がよほど効果があるように思えた。正直、整骨院よりもマッサージ屋の方が体は楽になるように思えた。
しかし、私は腰痛持ちである。
マッサージ屋でももちろん腰が痛いことは伝えた上で揉んでもらった。
けれども痛みの根本には何も響かなかった。つまり、痛みを取り除くには至らず、ただただ緊張した体を揉みほぐしただけであった。
その後整骨院に行って気づいた。
痛みの根本原因にダイレクトアタックしている、と。
私の考えでは整骨院の限られた時間では、痛みの直接原因と思しき箇所に治療を加えることしかできないのではないか。
また、どれだけマッサージ屋に痛みの箇所を伝えたとしてもその痛みを取り除くための技術は備わっていないのではないか。
考えてみれば当たり前である。整骨院にいる人は柔道整復師であり、柔道整復師は国家資格の免許を持った人である。きちんと体について学び、一定以上の知識と技術を持った人のみがなれるのだ。
しかもマッサージ屋では「事前に治療を目的としたものではない」という文言が書かれた紙に署名をする必要があった。
自分的な二つの利用の分け方としては、痛みがある場所を明確に認識している時は整骨院、痛みではなく凝り固まった体をほぐしたいと感じた時はマッサージ屋である。なぜならマッサージ屋の方が揉んでもらえる時間が長い事と、リラクゼーションをしている気分なるからである。