みずいろのぶん

自分の中の情報や考えのアウトプットと文章力の向上を目的にブログを書いています。

親と戦って手に入れた初めての携帯

 私にとって携帯とは欲しくて欲しくて堪らないものだった。

中学生の頃から一気に普及しだしたおかげで私以外みんな持っている当たり前のものだったが、親の教育方針から携帯を持つことは許されなかった。

 

部活の連絡ももちろんメールで来るので、携帯を持っていないというのはとても不便なことだった。ただ1番の問題は友人たちとの距離が開いてしまうことだった。みんな学校が終わった後もメールのやり取りをしてブログで思い出を共有し合っていた。友人や彼氏と共同で運営するなどとても楽しそうで羨ましかった。

 

やっとの思いで手に入れた携帯はauプリペイド携帯だった。白色の二つ折りで真ん中に液晶がついていた。メールはショートメールしか出来ないし電話だってそんなに出来ない。

 

正直今思い出しても不安しか覚えないが、周囲が普通の携帯を持っている中で自分だけガラケーだったという経験は案外貴重だったのかもしれない。